941:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/18(火) 22:33:46.35 ID:PNBWsDLDO
さやか「……嬉しい、か」
思うところがあるのか、さやかは黙りこくってマミの顔を見つめている。
しかし、彼女がそれ以上口を開く事はなかった。
まどかもまた、深く詮索するような事はしない。
きっとこれは、自分達でおいそれと簡単に答えを出していい事ではないのだと思う。
大切な、大切な友達の事なのだから、しっかりと悩んで、想ってあげるべきなのだから。
「ただいま。おや?」
さやか「あれ?」
マミ「あら?」
クロ「おう」
各々が各々の考えにふけっていた時だった。
突然の来訪者に皆が一斉に顔を上げた。
その殆どが驚きに満ちた視線を浴びている本人は、いつものような柔らかい笑みを浮かべている。
まどか「お帰りなさい。パパ」
その笑みに答えるように、まどかもまた笑って彼を出迎えた。
そこは、流石は父娘といったところである。
さやか「あ、あのお邪魔してます!」
ニコニコと見つめ合う仲良し親子の間にどんなタイミングで割り込んでいいものかと、悩んでいたさやかだったが、「ままよ」とばかりに声を張り上げた。
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