過去ログ - クロ「魔法少女?」
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976:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/28(金) 18:53:11.60 ID:KvUi8DZDO
マミ「みんな、ありがとう。本当に、すごく嬉しいわ……」


顔はとても嬉しそうなのだが、妙におずおずと喜びの言葉を発しているのは、きっと長らくなかったこのような日に対しての戸惑いもあるのだろう。
しかし、そんな少女を他の者達はまるで彼女の気持ちが乗り移ったかのような、同じ嬉しそうな顔で迎えるのだった。


知久「さぁ、ご飯もできてるからね。たんとお食べ」


マミ「あ、あの。知久さんも、詢子さんもこんな素敵な場を用意して頂いて、本当に感謝しています」


知久の言葉に、マミは改めて恐縮したようにお礼を言う。
今の彼女の胸にある思いは、それだけでも足りないくらいだったが、マミにはそれしかできない。


詢子「こらこら、折角のお祝い事だぞ?しかも君のだ。君がそんな顔してちゃ、周りはどうはしゃげばいいか分かんないぞ」


マミ「え?そ、そうなんですか?」


詢子「そ、だからさ。思いっきり元気みせてくれてもいいんだ。今日は、ここが君の家で、私たちが君の家族。そう思ってくれていいんだぞ?」


柔らかく、温かい、知久の言葉


無遠慮で、真っ直ぐな、詢子の言葉


それらは、ゆっくりと染み渡るようにマミの心に入り込んで満たしていく。
こんな気持ち久しぶりだった。
本当に、懐かしい、長らく感じなかった感情が蘇ってくる。


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