986:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/03(木) 22:12:46.24 ID:Mb6i8dADO
かぐら『いいなー、いいなー、ああいうカラフルな食料食べてみたいなー』
クロ「……こっちだって幾分カラフルだぞ?」
ほむら『赤茶色と茶色と鈍い緑色しか見えないじゃないか』
舌打ちもつかず、さして苦言も呈さず、クロはただため息をついて、子猫達の抗議を受け流した。
それは勿論、彼自身もキャットフードとご馳走を見比べて思うところが多々とある事を示している。
向こうで中々の料理を食した事もある上に、正体を知らず自分をただの猫として扱う老夫婦もキャットフードを出した事はない。
こんな、言ってしまえばあからさまな『差』は、クロだって面白くないのだ。
しかし、それでも、これがここの流儀、虎穴に入らずんばなんとやら、そもそも虎穴に入れてもらっている身であれば、さしたる文句も言えない。
クロ「文句言うなっつーの。これがオイラ達のスタンダードなんだからよ」
かぐら『でもー』
それでも、かぐらは不満たらたらだ。
まったく、気持ちは確かに分かるが食うに困らないだけありがたいと思うべきだろうに。
ならば、とクロは詢子あたりに気付かれない程度に意地悪く口を歪ませた。
クロ「残したらダメなんだろ?ママに言いつけんぞ」
かぐら『えっ!?ダ、ダメダメダメ!!ぜーったいダメー!!』
1002Res/761.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。