過去ログ - 涼「嘘と裏切りと律子姉ちゃん」
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/08/24(金) 20:30:07.44 ID:NZSihzP+o
 思うに、涼の目的がわかってきた時が、一つの転機だったように思う。

 涼は、私には執拗に繰り返した性的陵辱を、まなみさんや石川社長には加えていない。当人がそう私に語ったわけではないが、彼女たちに対する
復讐行為について聞く限り、その気配がない。

 一方、彼女たちに加えられたような拷問を、私は受けていない。
 強姦によって傷つけられたのは事実だが、ペンチやナイフなどの凶器を用いた行為などされていない。

 この差はなんだろうか。

 一つは、復讐の完遂のためだろう。
 何日も何日も監禁し、それにつきあっていてはアイドル活動も出来ないし、次のターゲットを拉致する計画を進めることも出来ない。
 だから、出来る限り短い時間で処分する必要があった。
 だが、現状、世間的には涼も拉致されたと認知されているはずだ。私に対してはいくらでも時間がある。

 そして、もう一つ。
 涼は、私を殺した後、というのを考えていないのではないだろうか。
 復讐を終えた後で、社会に戻る気があるように思えない。そんなつもりがあると、どうしても思えないのだ。
 それ故に、私を拷問することで復讐を遂げることを急がない。もはや行き着く先はわかっているのだから。

 結局の所、私と過ごしているこの時間は緩慢な心中に他ならない。
 破滅するまでの間、私と戯れ続け、そして、両者共に人知れず死んでいく。それこそが涼の望みだと思えてならないのだ。

 そう結論づけたとき、私はそれでもいいと思った。
 この子の憎悪と苦悩を最後まで受け止める、それが私の役割だと悟った。

 そうして、私は彼を愛しいと思ったのだ。

 私は夢中になってキスの雨を降らせていた彼の男根から唇を離し、私の唾液で濡れててらてらと光る亀頭をゆっくりと指でなでながら囁いた。

「ねえ、きて……涼」

 濡れた声で私は誘う。
 自らの女を無理矢理開かせた男に、再び体の奥深く侵入することを、切なく願う。
 そうして荒々しく床に倒され、涼のものが入ってきた時、私は歓喜の声をあげていた。


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