46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/08/26(日) 14:25:34.69 ID:6X66acIB0
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一〜九:萬子 1〜9:索子 @〜H:筒子 赤ドラ:【五】【5】【D】
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前半 東1局 親 加治木 ドラ北
かじゅ(屑牌ばかり・・・、やはりツキはウチにはない。九種九牌で流す・・・・・・待て、考えようによってはまたとない好配牌。一か八か・・・)
10巡目
東家・かじゅ手配 一九19@C白中東南南西北 次ツモ発
かじゅ(よし張った。国士無双H待ち。これを和了れば48000。一気に安全圏に離脱できるが)チラっ
かじゅ(風越の捨て牌は筒子の絶一門、どう考えても染め気配なのに、切らなければならない牌は、よりによって危険牌のC。まわすか? いや、どのみち風越にツモられても私は飛ぶ。玉砕覚悟で前に出るしかない)パシっ
偽キャプ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
かじゅ(ほっ・・・・・・通った)
北家・偽キャプ手配 @@@BC【D】EEFFFFG(ABDEGHの六面待ち)
偽キャプ(チッ、数少ない筒子の安牌を通すとは悪運強い。けど、これで鶴賀は降りないことは分かったから、次あたり振り込むか? まあ、その前に私がツモっても鶴賀は飛ぶし、この流れの中で多面張を引けない訳がない。この勝負、勝ったわ)
衣(鶴賀は役満を張ったか。しかし、風越を持ち上げようとする天の采配を感じる。これからツモる牌は連続して筒子の中張牌が固まっている)
衣(衣は手を貸す気はないし、清澄はまだ二向聴。もはや逃げ場はないぞ。さあ、どうする清澄?)
西家・咲手配 六六六六14【5】7HHH西西 次ツモD
衣(清澄が鶴賀の当たり牌Hを察したとして、大失点を覚悟で差し込むにしても、席順から風越の頭ハネ。それでもこの局での鶴賀の飛び終了は避けられるが、もうあんな大物手を鶴賀は張れるわけ・・・・・・!?)
咲「六をカン!」バシっ(嶺上牌Hを引き入れる)
咲「Hをもう一個カン!」ジャラ(点箱から点棒を掴み取る)
かじゅ「ロ・・・ロン、搶槓・国士無双、48000!」
咲「はい・・・」
偽キャプ「えっ・・・何?」
衣(唯一暗槓もOKな国士からの搶槓を利用して、風越に頭ハネを許すことなく、鶴賀に差し込んだだと!? ふっ、面白い、この者、紛れもなく衣と同じ土俵に棲息する魔物)
かじゅ(もしかして、差し込まれたのか、私は?)
咲「天江衣さんだっけ? そんな所で黙って見てないで、一緒に麻雀を楽しもうよ」
衣「ふふっ・・・良いだろう。幸い幾らでも点棒を引き出せるATMが同卓しているゆえ、心ゆくまで楽しもうぞ」
偽キャプ「えっえっえっ?」
かじゅ(なぜだろう? この二人の間に割って入れる気が、まるでしない)
衣「さあ御戸開きといこうか」ゴゴゴ・・・・・・・・・。
咲「負けないよ、衣ちゃん」ゴゴゴ・・・・・・・・・。
衣・咲「より多くを(風越から)奪う!!」
この夜、伝説となった一戦は、最後、宮永咲への天江衣の役満責任払いによる大逆転で決着したが、敗北した衣は大層満足そうな笑顔を浮かべたそうだ。
清澄 166700(+70400)
龍門渕 165000(+22500)
風越 41500(−117000)
鶴賀 26800(+24100)
※清澄、長野代表として全国出場を決める。
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