892:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 15:53:13.24 ID:uWSvm32b0
穏乃「けど国体も終わったから、憧や玄さんも戻ってくるね。美穂子さんと宥さんは引退だけど、これでようやくサンマから脱して四人打ちの麻雀を・・・あれっ、誰がきた?」コンコン(部室のノックの音)
???「あ・・・あの・・・麻雀部に入部したいのですが(オドオド)」
穏乃「(パアア)えっ、本当!?(この赤茶髪の子、誰だろ? リボンの色からすると私と同じ一年生みたいだけど)」
灼「これで五人に達したから、大会に出られるね。ハルちゃん」
晴絵「いや、入部は当然歓迎するが、秋期大会に出場するかはきちんと雀力を見極めてからだ。とりあえず入部テスト替わりに一局打ってみようか?」
赤茶髪の一年生「は・・・はい(ビクビク)」
―――――――――――――
ジャラジャラジャラジャラ。
晴絵(ほーう。南3局のここまで、飛ばされずに食らいついてくるとは大したものだ)
灼(打ち筋も理に叶っているし、読みも確か。この子、素人じゃない)
穏乃(これなら十分に大会で使えるよね? 私ワクワクしてきたよ(ワクワク))
赤茶髪の一年生「・・・・・・・・・・・・・・・」
晴絵「どうやら素人ではないようだな。麻雀歴は何年ほどだ?」
赤茶髪の一年生「小さい頃から打ってましたけど、訳あってここ三年程は麻雀から遠ざかっていました」
穏乃「・・・・・・・・・・・・・・・(私や灼さんと同じブランク持ちか)」
晴絵「それが阿知賀に在籍していながら、麻雀部に入部しなかった理由か。だか何故今になって入部する気になった? やはり日本一の称号に釣られたのか?」
灼「ハ・・・ハルちゃん!」
赤茶髪の一年生「そう思われても仕方がありませんよね。ですが私がもう一度麻雀を始めようと思ったのはインターハイで姉が活躍する姿を見たからです」
穏乃「姉?」
赤茶髪の一年生「はい、私は三年前に家庭の事情で姉と離ればなれになり、それ以来姉はやさぐれてしまいました。麻雀は姉から教わったものなので、牌を見ると明るかった姉を思い出して辛くなるので、ずっと麻雀から離れていたのですが」
穏乃「・・・・・・・・・・・・(何か宮永さんと似たような身の上みたいだな)」
赤茶髪の一年生「(ホロリ)「今年のインターハイでボロボロになりながらも懸命に戦う姉の姿を見て、姉は何一つ変わってないことが分かりました。姉は今はリハビリ中ですが、きっともう一度卓に復帰する姿を見せてくれると思ってます」
晴絵「(ぐすっ)良い話だな。良いだろう、合格だ。秋期大会まだ日もないがそれまでに遣い物になるように鍛えてやろう」
赤茶髪の一年生「あ・・・ありがとうございます」ぺっこりん
灼(ハ・・・ハルちゃん、変わり身早すぎ(汗))
穏乃「(何となくこの子の正体が分かった。美穂子さん、帰ってきたら驚くだろうな)これから仲間として宜しくね。えっと名前は?」
赤茶髪の一年生「はい、私の名前は上埜・・・・・・です」
キャプテンが阿知賀に転校したら 完
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