過去ログ - 男「銀河鉄道は」女「夜の街に」
1- 20
122:みの ◆hetalol7Bc[sage]
2012/08/28(火) 22:29:46.64 ID:bOaug2Ec0

ジョバンニは座席の上にうずくまって、もう大声を出して泣いてしまおうとした。
そのとき、ひと筋の暖かい光が窓から入ってきて、ジョバンニの頬につたう泪を橙に照らした。

それは朝日だったのだ。

ジョバンニが顔を上げようとすると、汽車が大きくがたんと揺れた。
そして後ろ側を下にして、ゆっくりと下降し始めた。

辺りをきょろきょろ見渡すと、他の乗客もごっそり居なくなっていた。
窓から風が入り込んで、落ちる速度といっしょにだんだん強く吹き込んでくる。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
136Res/104.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice