7:みの ◆hetalol7Bc[sage]
2012/08/27(月) 02:32:54.24 ID:87tC1tni0
男はすぐに駆け寄って膝についた土を払ってやる。
怪我はしていないようだった。
女は何度もまばたきして、
なんで転んだのか訳が分からないみたいにきょとんとしていた。
男「女、お前もう眠いんじゃないか?」
女「え? う、うん。」
男「ほら、肩貸すよ。」
男は女の手をとって自分の肩に回す。
友「おぶってやった方がいいよ。」
女「ええ、悪いよう。」
男「大丈夫だよ。女はちっこいから、ちょっと太った猫をおぶってるようなもんだ。」
女「うん……。ありがとう。」
女が遠慮がちに背中におぶさる重みを感じながら、男は「太った」なんて冗談を言ったことに申し訳なさを感じていた。
言い返す元気もないのだ。
136Res/104.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。