8:みの ◆hetalol7Bc[sage]
2012/08/27(月) 02:37:54.36 ID:87tC1tni0
女は男の右肩にあごを乗せて幸せそうに目を閉じた。
女「ねえ……男、友。」
男・友「「ん?」」
女「今度のケンタウル祭、一緒に行こうねえ。」
友「ケンタウス祭……。」
男「仕事が無かったらなー。ほら、もう家だぞ。」
女の家まで来ると、男は門を通って玄関の呼び鈴を鳴らす。
しばらく待つと女の母親が出たので、うとうとしている女を預けて門を出た。
外では友が心配そうに待っていた。
友「女の病気、良くならないね。だんだん酷くなってきてる。」
男「せめて原因だけでも分かればなあ。」
友「最近は記憶もごっちゃになってる。」
男「ケンタウル祭は……夏の行事だもんなあ。」
ため息をつくように男は言った。
二人は歩き出す。重たい足取りだった。
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