過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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144: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/30(日) 14:04:42.06 ID:2saX7b470

――勇者中尉ら第21乗馬警邏隊と避難民らが燃え盛る北方中都へと
――到着したのと同日の、数時間前の事であった

歩哨二等兵「……ありゃ?」

北方中都に駐屯する第20歩兵連隊に所属する兵卒であり、
その日『東市街』の市壁のおける歩哨任務についていた、とある二等兵は、
ふと、そらの彼方、雲にまぎれて動く『なにか』がいるのを発見した。

北方中都は、間に河を挟んで『東市街』と『西市街』とにわかれており、
その大きさは『東市街』のほうが大きく、両市街は橋で結ばれている。

官庁が集中し、上層階級が住むのが『西市街』であり、
工場などが立ち並び、中産以下の階級が住むのが『東市街』であった。

さて、その『東市街』を囲む市壁では、日々、第20歩兵連隊の兵士達が歩哨に立っていたが、
この日の担当が上の二等兵君であったというわけなのである。

歩哨二等兵は、歩哨任務用の双眼鏡を取り出すと、その動く『なにか』を見た。
随分遠い為、双眼鏡でもそれが何かを正確に見る事は適わなかったが――

歩哨二等兵「……あれは……『ワイバーン』!?」



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