過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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◆2GCrAwA30Q
[saga]
2012/09/30(日) 14:06:56.84 ID:2saX7b470
歩哨達が最初のワイバーンを発見してから数分と経たず、次のワイバーンが出現し、
それを皮切りに、次々とワイバーンの数が増えていくのが見えたのだ。
歩哨伍長「ひい、ふう、みい……二十騎」
歩哨伍長「いや、まだ増えるか!?」
歩哨伍長は増え続けるその数に目を剥いた。
いわゆる、魔族の『竜騎士』部隊なのは、もはや明らかだった。
人間側では乗馬歩兵、あるいは精鋭銃騎兵を指して『竜騎兵』と言うが、竜と名前につけど、実際は馬に乗っている。
対し魔族の『竜騎士』は、本物の竜種に跨っていた。
竜種は、その見るも恐ろしい大きな姿から感じ取れる印象に比べれば、
現代戦における実戦での効果の程は大した事が無い。
派手な火炎ブレスは、一見恐ろしい兵器に見えるが、その有効射程は20メートルから30メートル程度。
砲はおろか銃にすらその射程で大きく劣るのである。
その硬い鱗も、銃弾や砲弾を防ぐほどには頑丈では無い。
何より空を飛ぶ為に必要な飛膜が脆弱で、これを破られると飛べなくなってしまう為に、
その見た目に反して竜騎士は脆い。
その飛行能力は脅威であるが、巡航速度は決して速くは無く、
搭載できる兵員、貨物の量も多くは無い。いや、むしろ少ないといっていい。
竜種は繁殖数も多くない為、数も決して多くは無い。
火薬登場以前であればその機動力と火炎攻撃は極めて脅威であり、
弓矢程度ではこれに抗するのは極めて難事であったが、
現代においては費用対効果に見合う兵科では無いと言うのが、人間側の結論であった。
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