過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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2012/08/27(月) 14:43:09.68 ID:iKH2mB0/0
人間にも、本当に僅かだが、魔力と精霊の加護を持って産まれて来る者達がいて、
そうした彼らは、魔族をも凌ぐ優れた闘う力を持っていたのである。
彼ら少数精鋭の戦士達は、無力な多くの人間達の盾として、縦横無尽の活躍を見せた。
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2012/08/27(月) 14:43:38.47 ID:iKH2mB0/0
――『俺』の先祖も、そんな『勇者』であったそうな。
家宝として後生大事にされている、カビ臭い武具甲冑の類は、
そんな御先祖の使ったモノで、俺が腰に吊っている伝家のサーベルは、実際に魔族どもの血を吸った代物であるらしい。
今は見る影もない、我が一族の昔日の栄光の残滓だ。
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2012/08/27(月) 14:44:31.83 ID:iKH2mB0/0
――惨めで不安定な人類暗黒時代は、どうして終わったか。
それは『火薬』と言う名の文明の光が、人類を覆う闇へと刺さる様に差し込んだからだ。
『火薬』の威力は素晴らしい。
以下略
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2012/08/27(月) 14:45:55.21 ID:iKH2mB0/0
長い長い魔族による抑圧の時代の下で、人類の中では『勝利』への強い欲求が、
魔女の釜の内の様にドロドロと煮詰まっており、それが『火薬』によって一気に着火し、
その情熱の炎は、もはや世界を焼きつくさんまでの勢いだったのだ。
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2012/08/27(月) 14:47:38.40 ID:iKH2mB0/0
◇勇/魔◆
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2012/08/27(月) 14:48:09.28 ID:iKH2mB0/0
――『連邦共和国/北部辺境』
――『第23駐在所』
魔族の領域と国境で接する国『連邦共和国』。
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2012/08/27(月) 14:49:59.71 ID:iKH2mB0/0
十人の騎馬警官は、先頭の一人を除いてほぼ同じ格好をしていた。
灰色シングルボタン詰襟肩章付きの上に、乗馬用ズボンの下、靴は拍車付きの黒革ブーツである。
頭には白色の日除け垂れ付き帽子カバーのついたケピ帽型の制帽を被っている。
各々、腰には六連発回転式拳銃を吊り、馬の鞍に設けられたポートに、単発前装式のカービン銃を差していた。
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2012/08/27(月) 14:51:29.25 ID:iKH2mB0/0
◇勇/魔◆
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2012/08/27(月) 14:52:35.31 ID:iKH2mB0/0
――俺の先祖は『勇者』だった。
――『騎士』の中の『騎士』であり、『王家の守護者』であり、『民の盾』でもあった。
勇者中尉「(まぁ、でもそれは昔々の話で)」
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2012/08/27(月) 14:53:28.32 ID:iKH2mB0/0
――昔日の栄光を求め、意気勇み、努力して士官学校に入り
――なんとか花形の騎兵隊へと入隊出来たかと思えば
――騎馬警官としての場末の勤務
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