過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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312: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2013/04/14(日) 18:48:13.29 ID:uDrtBboq0

小規模な略奪部隊が北部辺境一帯に分散して展開しているのである。
殆どは小規模なゴブリン部隊に過ぎないが、それでも、戦えば必ず何かを消耗する。

女エルフ中尉「(こっちには余裕が無いんだ……)」

今になって後悔するのは、あのいけ好かない騎馬警官の中尉と合流しておけば、と言う事だ。
しかし、自分のみならず、隊員の心情を考えても、『勇者』のいる部隊と共同歩調をは難しかっただろうけれど。

女エルフ中尉「(『裏切り者』風情と手を組んで生き残ったとあらば、一族末代までの恥だ)」
女エルフ中尉「(……自力で、何とかするしかあるまい)」

だとすれば、向かう先は一つ、『北方中都』である。
あそこを護る、第20歩兵連隊と合流せねばなるまい。

女エルフ中尉「(あの勇者野郎も、向かう先は同じ、か?)」
女エルフ中尉「(まぁ、今からその事を気にしても仕方あるまい)」
女エルフ中尉「(今、何にもまして重要なのは)」

生き残ることを措いて、他には無い。



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