過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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◆2GCrAwA30Q
[saga]
2012/09/04(火) 13:27:59.88 ID:PuAv+VZU0
勇者中尉「総員、撃ち方用意ッ!」
曹長「総員、撃ち方用意ッ!」
兵士達は、一斉に銃の撃鉄を『安全段』まで上げ、円錐型に作られた火門に、『銃用雷管』を被せた。
銃身内詰められ、爆発的燃焼を起こし、そのガス圧で、ただの小さな鉛の塊に過ぎぬ銃弾を必殺の武器に変えるのは、
昔から作られ、ずっと使われ続けている『黒色火薬』の『発射薬』だ。
この『発射薬』が爆発しなければ銃弾は発射されないのだが、その為に『発射薬』を点火する為の『点火薬』が必要になって来る。
昔はこの『点火薬』も調合比率を変えた『黒色火薬』を使っていたのだが、化学の発展がそれを変化させる。
――『銃用雷管』の発明だ。
化学的に合成され、製造された点火薬を詰められた小さな金属製の筒状の『雷管』は、強い衝撃を与える事で爆発する。
雨や湿気で不発になる事無く、化学的に保証された確実なる発火で、時と場所を選ばず、確実に銃弾を発射させしめるのだ。
これにより、人類の軍事力は一層増し、魔族との差は一層開いたと言って良かった。
――兵士達は『銃用雷管』を被せ終えた後、撃鉄を『発射段』まで上げ切った
これで小銃の発射準備は終わりだ。
後は引き金を引くだけで、銃弾は銃口より発射される。
騎馬警官「中尉殿!」
呼ばれて振り返れば、騎馬警官が俺の馬を曳いてきた所だった。
俺は指揮官らしく、愛馬に跨り、サーベルを抜き、天へと掲げる。
勇者中尉「諸君!あそこの生け垣が見えるか!」
サーベルでそこを指し示す。
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