過去ログ - 桜内義之「まひるとの、最後の約束を」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/27(月) 23:39:18.54 ID:yVe1S3s60
「待て〜、杉並〜!」

「うわっ、まゆき先輩!?」

まだ杉並のことを追っていたのか!?
杉並は抜け道を使ってるはずだから、途中途中で休憩できていると思うが、まゆき先輩はきっとずっと走りっぱなしだろ!?
それでまだ走る元気があるのか!?

「ふぅむ、高坂まゆきの執念には脱帽するな。今回はいつになくしつこく追ってくる」

走りながら、敵のことを評価する杉並。

「おい、杉並!感心してる場合じゃねぇだろ!?このまま屋上に行ったら、袋のねずみじゃねぇか!」

「致し方ない。同志よ。ここは俺と板橋で高坂まゆきをひきつけるから、その隙に屋上の最後の花火を高々と打ち上げてくれ」

「ちょっと待て、俺もかよ!?俺だって結構前にムラサキを振り切ったんだぜ!?」

「この作戦の発案者は桜内だ。即ち、この作戦に終止符を打つのはやはりその桜内でなくてはいかんだろう。板橋よ、わかってくれるな?」

「あ〜もうっ!わかったよ、お前に付き合ってやるよ!おい、義之!最後の特大花火、ド派手に打ち上げてやれ!」

「……ああ、わかった!」

最初はちょっと躊躇ったが、ここは二人の厚意に甘えるとしよう。
それに、屋上で他にやることもあるし。

「それでは、ここで分かれるぞ。行け、桜内!」

「すまん、後は任せた!」

杉並と渉にまゆき先輩の相手を任せて、俺は屋上への階段を一気に駆け上がった。


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