571: ◆0WipXNi8qk[saga]
2012/09/04(火) 13:37:47.59 ID:KWWw9CIPo
「なーにイチャイチャしてんですかー?」
突然そんな不機嫌な声が背後から聞こえてきた。
二人とも驚いてバッと振り返ると、そこには理科がムスッとした表情でこちらを見ていた。
そういえば、ここは別に二人きりというわけではなく、みんな居るリビングだった。
俺は慌てて口を開く。
「り、理科? お前もしかして聞いてたのか……?」
「何を話してるかまでは聞き取れませんでしたけど、何か良い雰囲気だっていうのはよく分かります」
「ち、違うぞ!? 私と小鷹はただ、その……」
「はいはい、言い訳はいいですから。それじゃ、先輩達もこっち来て一緒にゲームしましょうよ。イチャイチャ防止のためにも」
「い、イチャイチャなんてしていない!!」
そんなわけで、俺と夜空も理科達と一緒にゲームをやる事になった。
夜空はこういうゲームとかは苦手な印象があったが、意外にも巧みな戦術で理科達と互角の勝負を繰り広げた。
そして途中では星奈とリアルファイトにも発展しかねないほどに、どんな手段を使ってでもブチのめすといった凄まじい表情で勝負したりもしていた。
時間はあっという間に過ぎて、気付けば日も傾いていた。
***
辺りが夕日に染まり始めたので、俺達は庭に出てバーベキューの準備を始めることにした。
もう夏の終わりということもあって、この時間になっても暑いという事はない。
むしろ心地よい風が吹いているので、とても快適な状態だ。
心配するのは蚊に刺されないようにするくらいだが、そこはちゃんとスプレーを用意してあるので万全だ。
俺はとりあえず必要なものを庭に出して、理科部の面々を眺める。
まだ夕食の時間としては少し早いが、これから準備があるのでもう動いた方がいい。
とりあえず薪になるものを探してくる係、機材を組み立てて火をおこす係、野菜を切って食べやすい大きさにする係に分けよう。
誰とどの係になる? >>572
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