870: ◆0WipXNi8qk[saga]
2012/09/10(月) 23:44:01.79 ID:M84WAXMro
「まぁ肉の場合は調子乗って引き受けるかもしれないが、一撃でやられるだろうな」
「な、何ですって!? あんたなんて性悪すぎてシンクロ自体できないわよ!!」
「ふん、何をバカなことを。私はトモちゃんとのシンクロ率は100%をゆうに超えている」
「トモちゃんってエヴァだったのかよ……」
「はっ、何がトモちゃんよ。私だってあかりとのシンクロ率は200%超えてるし!!」
「二次元の存在とシンクロしてどうするつもりだ」
「エア友達出してきてる奴に言われたくないわよ!!」
「なーなー、夜空も星奈もうるさいのだ。テレビの音が聞こえないぞ」
マリアのその声に、二人はハッとして周りを見る。
いつの間にか理科の手によってアニメの方は一時停止され、みんなが二人をジト目で見ている。
それにはさすがの二人も気まずそうに黙るしかなかった。
***
それから俺達はとりあえず12話まで観た。
外はすっかり暗くなっており、時計を見ればなんと午後10時を超えている。
そういえば何も食べずにいたので、一気に空腹感が襲ってくる。
つまりは、それくらい夢中になる程面白かった。
理科は満足そうに息をついて、
「やはり何度観てもいいものですね……みなさんはどうでした?」
「あぁ……すっげえ面白いなこれ…………」
俺は素直にそう口にする。
すると隣に居た小鳩も満足そうな表情で、
「ククク、何を隠そう我こそが第十三使徒……レイシス・ヴィ・フェリシティ・煌だ」
「な、なんだとこの使徒め!!! ワタシの聖なる力でぶっ殺してやる!!!」
「無駄だ、我のこのATフィールドの前では全てが無力…………いったぁ!!! な、なに十字架で殴ってんじゃばかたれ!!!」
「あれ、普通に効いたぞ。効かないんじゃなかったのか?」
「くっ……少しは効くときもある…………」
結構てきとーだなATフィールド。
だがこうして小鳩が自分の設定に組み込むというのは相当気に入った証拠だ。
そして夜空と星奈の方も見てみると、
「……ふん、さすが名作と言われるだけあるな」
「ヤバイ、レイもアスカも可愛すぎる!!! ねぇ、これからも二人は大活躍なんでしょうね!?」
「……え、えっと…………はい、まぁ」
星奈のキラキラした目に対して、理科はなぜか視線を彷徨わせて答えにくそうにしている。
……何か嫌な予感がするが、あまり聞かないようにしておこう。
理科は星奈から逃げるように俺の方を向いた。
「そ、そうだ小鷹先輩! 先輩的にはどういった場面が印象に残りました?」
「え、なんか国語の授業みたいな聞き方だな……」
「いえいえ、ただ単に純粋に気になっているんですよ。それに、他のアニメを勧めるのに参考になりそうですし」
「んー、そうだな」
俺は少し考える。
良いシーンというのはいくつもあったが、その中でも特に印象に残ったと言われれば…………。
「>>871かな」
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