過去ログ - ビッチ
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550:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/11/15(木) 23:52:54.44 ID:o39L6oyZo

 俺は狼狽した。何となく飯田のアパートのように通りから直接部屋のドアがあるような
家を想像していたのだった。それならドアの鍵を開けたところで玲子を襲うことができる。

 でも玲子が入っていったのは高層の高級そうなマンションで、入り口のテンキーで暗証
番号を入力して中に入るタイプだった。俺の手からすり抜けた玲子がマンションのロビー
に入っていく様子を、俺は指を咥えて見守ることしかできなかった。

 今日はこれから玲子を抱く気になっていた俺は、自分の獲物が俺が手出しをできない安
全な場所に去っていくのを狼狽して見つめることしかできなかった。この生意気な年上の
ババアを犯して自分の欲望を解消する計画が台無しになろうとしている。俺のこの満たさ
れない想いはいったどうすればいいんだ。

 そんなことを考えて悶々としていたせいせいで俺は少しだけ油断していたのだった。見
晴らしのいい場所に俺は堂々と姿をさらしたまま玲子の後姿を食いつくように見つめてい
た俺は。

 エレベータ待ちをしていたらしい玲子が何気なく背後を振り向いた。そのとき玲子の視
線が俺を姿を捉えた。

 すぐに見えない場所に避難したせいでそのときの玲子が俺に気がついたかどうかはわか
らなかった。

 くそが。俺はすごすごと玲子のマンションから駅の方に退散しながら苛立っていた。う
まく行けば今頃は悲鳴を上げて抵抗している生意気な玲子を平手打ちして黙らせて、あの
高価そうなスーツを脱がせてあいつの肌を露わにしてやっていたのに。

 今日はおとなしく自分のアパートに帰るしかない。それにしてもこの先俺はいったいど
うやって玲子を抱くことができるのだろう。玲子の家に侵入できないならどうにかして俺
のアパートに連れ込むかグループで所有しているワゴンにでも連れ込んで犯すしかないだ
ろう。

 今日は玲子に抱いた興奮を解消するために風俗にでも寄るか。

 俺はそう思った。金なら腐るほどある。女帝のおかげだ。でも今日はそういう気にはな
れなかった。さっき見た例子の肢体を思い出して、あの生意気な玲子が可愛い悲鳴をあげ
て精一杯俺に無駄な抵抗をしている姿を想像して自分で抜くか。それにもう少し玲子を拉
致して犯す計画を練った方がいいかもしれないし。

「何ぼんやり考えてるの」

 俺は突然話しかけられた。若い女の子の声だ。金髪にピアス、それにこんな服装をして
いる俺に話し掛けてくる女の子なんて・・・・・・。

 その想像は当たっていた。その姿に心臓が止まりそうになった俺は、突然目の前に現わ
れた有希の探るような視線をから思わず目を逸らした。

「さっきの女は誰?」

「別に・・・・・・ちょっと目をつけただけ。たまには年上のOLとかをレイプしたくてさ」

 俺は精一杯誤魔化そうとした。

「嘘ね。あんたは見知らぬ女を突然犯したりできない性格でしょ、それにそういうのはよ
せって命令してあったでしょ」

 有希は富士峰のセーラー服を見にまとってピアノのスコアを小脇に抱えていた。誰が見
たって清純そうな中学生に見えるだろう。こいつが女帝だなんて考えるやつんなんていな
いに違いない。

「・・・・・・明日香にそっくりじゃん、あの女」

 有希は一瞬で俺の心の動きまで悟ったみたいだった。

「あの女が気になるの? 何か訳ありなんでしょ。聞かせてもらうわよ。奢るからこれか
らSPIDERに行こうか」

 有希は制服姿の自分を気にする様子もなく俺に言った。どうやら俺には拒否権はないよ
うだった。


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