過去ログ - 【聖杯戦争】やる夫はステゴロワイヤーアクションで戦うようです
1- 20
32: ◆ylCNb/NVSE
2012/09/02(日) 00:11:01.53 ID:7ShsGcqB0

  キャスタークラス
 「魔術師の座とは…、ハズレだな、ビップ」
そういって阿部は私の肩をたたくと、頬を寄せて私の肩ごしにやる夫を見つめた。

 「饅頭みたいな頭だ。」
阿部の言葉の意味する所をやる夫は悟ったらしく、酷く憤慨した。

 「聖杯から現代の知識は貰ってるんだお!」
やる夫の言うよう、彼ら「使い魔」は現界の際に、必要な知識を与えられて召喚されるらしい。
この時、私には理解できなかったが、あとで知ると饅頭とは日本の菓子のことらしい。
                             スキル
 「聖杯戦争において、使い魔たちは対魔翌力技倆を付与されて現界する。」
阿部は続けて、「つまり、貴様の攻撃は他の使い魔には通用しない。」とやる夫を馬鹿にした。

 怒ったやる夫が阿部に襲いかかろうとしたが、「やめろよ」と阿部に制され、
「マスターの命は保証せんぞ。俺の使い魔は暗殺者だ。」という言葉に凍りついた。

 「理解力があって結構。で、貴様の「真名(まな)」を明かしてもらおう。」
阿部は高圧的な態度でやる夫に迫った。

 「真名(しんめい)」とは英霊たちの本来の名前である。
英霊たちは、そのほとんどが伝承や神話、歴史上でどのように死んでいるかは広く知られている。
「座(クラス)」などというかりそめの姿を与えられているのは、その弱点を隠すためである。

 「いやだお!」とやる夫はうなったが、阿部は涼しげに自分の使い魔を呼び出した。
またもや音もなく姿を現したアサシンは真紅の背後に立つと、「こういうことになる」と言って真紅の胸を引き裂いた。

 阿部を含めた全員が、薄暗い地下室に広がる生臭い匂いに言葉を失う。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
59Res/90.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice