124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/26(水) 11:30:28.47 ID:tGZKfFt30
次の日、私はずっと待ち続けた。母さんが心配して探しに来るような時間まで待ち続けた。
外灯がはっきりと分かる時間まで待ち続けた。月が綺麗に輝くまで待ち続けた。
でも
――――タカが来ることはなかった。
今となっては、遠き日の思い出だ。今ごろ、タカはどこで何をしているのだろう?
あの後、私は少しだけタカを恨んだりもしたが、時が経つにつれてそんな思いは消えてなくなった。
タカにはあの時、来れなくなった理由があったんだ。何か重大なことがあったんだ。と思うようになっていった。
私たち、タカとソラはまぎれもない友達だった。今でも私は友達だと思ってるし、もし願いが一つだけ叶うのなら
タカと会うことを私は選ぶだろう。いつの日か、再開できたらいいと思う。まあ、そんな日は一生来ないのかもしれないが。
160Res/79.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。