586: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/11/09(金) 23:19:09.08 ID:izhtHyBi0
「うん、良いよ〜! 今はどうなのか分からないけど〜、総一君と出会う前に勇治君の姿を少し見かけたんだ〜」
「祐司……? 祐司は、目の前にいるけど?」
「あぁ……“勇治”っていうのは、長沢のことだよ」
「あっ、そうなんだ……。なんだか、紛らわしいね」
「うん、だから〜私は“祐司”君の事を桜井君って呼んでるんだよ〜! ……かりんちゃんにとったら、嬉しい事だったかな〜?」
「え……っ!? 何が、ですか?」
「いや〜桜井君の事を〜名前で呼ぶ事が独占できるな〜って」
「べ、別にそんなこと思って無いですよ……?」
「えぇ〜そうなの〜!? だったら〜私も“祐司”って呼んでもいいかな〜? お姉さん、祐司君の事大好きだし〜!」
「だ、だだ、大好きって……! そそ、それって――――」
「はいはい、茶番はこの辺にして話を進めましょう」
僕は手を叩いて話の流れを断ち切った。
「も〜う、これは茶番じゃないんだぞ〜? ちゃんとしたガールズトークなんだから〜!」
「だったら、せめて話の種になっている僕に聞こえないようにしてくださいよ」
「……は〜い。それじゃかりんちゃん、向こうで“色々”お話ししよ〜♪」
「あ、えっと……ゆ……祐司ぃ…………」
「僕は御剣さんと話すことがあるから、2人で楽しんでね」
最後まで僕に助けを求めてきたかりんを見送って、僕は御剣に対面した。
「……それで、これからどうしましょうか?」
「俺は、一緒に行動した方が良いと思う。高山さんと矢幡さんにしても、長沢にしても……これ以上の説得は難しいと思うんだ」
「まあ、まず無理でしょう。もし彼らに欠片ほどの良心が残っていたとしても、既に元には戻れませんしね」
僕もわざとで無いとは言え、手塚を殺したときは狂ってしまいそうだった……
「人数を増やせば、向こうもなかなか襲撃を仕掛けることも難しくなる。それに……“死への可能性”が減るだろう」
まさか、御剣から現実的な話が持ち出されるとは思わなかった。
葉月の死や、幾度もの襲撃を経てようやくこのゲームに向き直ることができたのだろうか。
いや、もいかしたら僕を説得するために敢えてこのような事を言っているのかもしれない。
ここで、御剣に対して僕は……
1.御剣の提案を受ける
2.御剣の提案を受けない
3.渚について聞く
4.その他
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>>588
>>589
※>>589のコンマ下二桁によって安価を決定
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34〜66 >>588
67〜99 >>589
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