過去ログ - 士郎「来い、セイバー!」 さやか「可愛い女の子かと(ry
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[saga]
2012/09/01(土) 19:40:02.32 ID:zcwF6SMp0
セイバーの言に、アーチャーは何かを思い出したように項垂れてしまった。
一方で遠坂は、なにやら思案顔でブツブツと呟いている。
凛「……たしか父さんも昔言ってたような……時として時計塔ですら原因が解明できない不思議な現象が起きることがあるって」
士郎「おい遠坂、何難しい顔してるんだよ。 額にシワができるぞ」
凛「そうね、シワが……って、なにがシワよ! わたしはまだそんな年齢[とし]じゃないわよ!」
一転して、ウガーッと怒る遠坂の表情は、なんだか昨日のバーサーカーを思わせる迫力があった。
……これこそ言わぬが華なのだろう。
凛「ごほん! まぁそういうわけだから、あのバーサーカーに対抗するのもそうだけど、この聖杯戦争は何かおかしいのよ」
凛「わたしはわたしでちょっと調べてみるから、衛宮君もそのセイバーとよく話しておいて――わたしも、アーチャーには聞きたいことがあるし」
そう言い残して、遠坂はアーチャーを引き連れて家に帰っていった。
家には俺と、浮かない顔をした青髪の少女――セイバーが残された。
元々変な感じだったが、彼女の様子が一層おかしいくなったのは、昨日アーチャーに会ってからだ。
彼女たちの間に、一体どんな因縁があったというのだろうか。
――それを聞き出す前に、意識が明滅したのも無理は無い。
遠坂と話していた時は緊張して(?)いたせいか気付かなかったが、何しろこっちは1日に3度も殺されかけてるんだ。
そんなことを考える暇すらなく、俺の身体は畳に倒れこんでいた。
士郎サイド2 END
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