過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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106: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/09/22(土) 09:31:33.67 ID:YboTq7Tw0
師範「ようこそ、漢の世界へ……」

側近「!」


そこには、雄の魔物たちが己の肉と肉をぶつけ合い、血と汗を巻き散らす
むさ苦しく息苦しい、まさに゛むせる゛世界が広がっていたのです。


「アイッ! アイッ! アッー!!」ビシビシ

「もっとぶち込んできやがれやぁ!? あぁん!?」

「ヌアァーイッ!!」

側近「あ、熱いです……ていうか暑い」

師範「ジムの中は窓から扉を閉め切り完全密封。そして」

ぐつぐつ・・・

師範「火山から拾ってきた溶岩石を使ったサウナ。どうだ、ゲキアツだろう?」

側近「意味が違いませんか…」

師範「ふふーん、まさにこれこそが灼熱地獄。まだまだこの程度ではすまんぞ」

師範「お主には入会テストとしてこれから試験を行わせてもらう。信用しきったわけではないからな」

側近「そんな、途中で逃げ出すと思っているのですか! 私は体力はないですが根性無しではありませんよっ」

師範「言い訳などその時に聞いてくれるわ。おい、こっちに来い! 腑抜けめ!」

師範「では早速だが試験を始める。一分だ、一分で我が手に持つ黄金の玉を奪ってみせよ」

師範「始めぇっ!!!」

側近「スタートはやい!?」

側近は闇の呪文を唱えた。無数の手が師範を縛り、玉を強奪する。

側近「にゃははは! やったぁー♪」

師範「…………」

師範「……確かに我は魔法を使って悪いとは言わなかったな。穴を抜けたか」

師範「だぁが甘ちょろ過ぎるぞ小娘が! 誰が玉は一つだと言ったんだ!」

側近「えっ、二つ!? そんなー! ズルくありませんか! ぶーぶー!」

師範「それをお主が言うか。次は魔法ダメだからね」

側近「それじゃあ私なにもできません!」

師範「お主は此処へ何をしに来たのだぁ!!」


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