過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/10/23(火) 01:54:06.25 ID:yuC/Z2Wd0
1「我らに人間の兵の指揮任せるとはな! とんだ大馬鹿がいたもんだぁー!」
2「ええ、貴方のことだしどうせ裏があるとは思うけれどね」
団長「裏なんて。ただ、協力してくれたご褒美をちょっとあげただけじゃなーい」
暗黒騎士「だからと言ってこんな魔物どもを我らの……」
団長「おじさんが良いって言ったらいいんだぜ? 知ってるだろ」
暗黒騎士「うっ……」
2「内側から支配されても知らないわよ?」
団長「この現状じゃあそんなの無理さ」
2「……いつ反逆されてもわからないわよ」
団長「ご自由にどうぞだよ。こっちは魔法も使えない君らなんて怖くもない。それに魔人もいるんだよ」
1・2「ぐふぅ〜……」
1(こいつ、やはり最初から我らを監視する為に?)
2(よ、読めないわ……)
団長「精々、身の振る舞いには気を付けた方がいい。おじさんの機嫌一度損ねさせると持ち直すの大変だからね」
団長「じゃあね、用事があったらこっちから会いに行くからサ」
暗黒騎士「くれぐれも下手な真似はしてくれるなよ、薄汚い魔物めが」
すたすた、すたすた
2「……なんだか、気疲れしちゃいそー」
1「指揮官…将軍……うむ、我の事はこれから『ジェネラル・ワン』と呼べ」
2「はい?」
1「その方が響き的にもイケてるし、ナウい。ラスボスの香りもぷんぷんするわ」
2「あんたいつでも呑気よね」
2(考えなし協力を飲んだとはいえ、まさか魔人を簡単に取られてしまうなんて)
2「ふん、こうなればどうにかあの男をぎゃふん!と言わせてみせるわよ」
1「ジェネラル・ワンッ!」
2「犬ころみたいだからやめなさいな。それに将軍ではないでしょーに」
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