過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/10/23(火) 01:55:09.00 ID:yuC/Z2Wd0
ざわざわ、ざわざわ・・・
「私たちは一体どうなってしまうんだ」「お腹減ったなぁ」「気分悪いよー…」
「おかあさーん! どこー!」「もう避難して2日目になる。俺たちはいつまでこの生活を強いられなければいけないの
だ!」
エルフ「あなたたち以外の人間がいっぱいいる。私は浮いてしまわないかな」
女勇者「エルフちゃんは耳閉まってれば平気だよ。そしたら普通の女の子」
僧侶「勇者様はこれでお姿を隠していないと」
僧侶は魔王へフードつきローブを着せた。
戦士「さすがに人が多い所で魔物の姿を晒すわけにもいかないしな」
魔王「」ムス
魔王「ええい、いつかのゴミ溜めの町を思い出す光景である……」
魔王「あの家畜どもは何故城の中へ居るの? そう簡単に入っても良いのか、ここ」
戦士「恐らくは避難でしょうな。少し誰かに話聞いてみましょうや」
戦士「ちょっとそこの―――」
「どうしてウチの息子を蘇らせてくれないのです!?」
魔王「あーァん?」
親子が兵士に掴みかかっている。母親の腕の中にはぐったりとした子どもが。
「神父様は何故この子を見捨てたの! 神は平等に救いを齎してくれるはずでしょう!?」
「頼むよぉー……たった一人の大切な子どもなんだぁ……」
兵士「お、俺に言われても。みんな混乱しているんだ…ワケの分からない化物も現れて」
「だったらお前たちのような戦える人間が奴らを倒してくれよ! これではいつまで経っても埒があかん!」
兵士「俺だってまだ死にたくはないのだ!! 押しつけないでくれ…」
戦士「……どーも話を聞きに行くのは野暮みたいっスね」
魔女「化物とか言っていたけど、魔物ですわよね?」
エルフ「あなたもさっき私たちと一緒に見た。マンイーター」
エルフ「彼らがこっちの世界へ全てなだれ込んできてパニックになっているのだと思う」
魔女「ああ、例のグロモン」
僧侶「そちらより、私は先程の親子が話していた事が」
女勇者「息子さん…どうして蘇らせてもらえないのかなぁ」
女勇者「あの親子が教会にしつれいなことしていたから、とか?」
僧侶「そんなものは理由になりませんよ。一応教会は皆に平等なのですから」
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