過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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264: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/10/23(火) 02:00:09.41 ID:yuC/Z2Wd0
戦士「……うーん」

エルフ「戦士くん、どうしたの」

戦士「いや、こっちの世界へ戻って来るのに例の転送装置を使ったろ」

エルフ「うん」

戦士「アレはもともとは魔王城にあったんだ」

女勇者「でもでも! 結局王都のお城の中にあったじゃないですか」

魔女「つまり、魔王城からわざわざパクってきた。とか考えてるのかしらぁ?」

戦士「さっき、魔物がこの国の重役に着いたって話があっただろう」

魔女「……逆に魔物が装置をこの国へ持ち込んだ?」

戦士「手土産に、とか」

商人「先方さんに良く取り扱ってもらうにはお土産を渡すのも常套手段だからね」

戦士「ああ……ていうか人の話盗み聞きしてんじゃねーよ!!」

商人「まぁまぁ、僕だって今だけは君たちの仲間さ。話ぐらいはいいだろう?」

戦士「無関係な奴はだーめ」

商人「へぇ? ケチーぃ」

僧侶「あなたが言う事ですか。それより、そろそろ出口です」

魔王「ちょい待つのだ。城の兵士がおるわ……ぶっ殺して通るかァ!」

エルフ「無益な殺生は今はダメだよ。話せばわかる」

僧侶「その通り、私が行きましょう」スタスタ

兵士「ん?」

兵士「おいおい、避難民は一度中に入ったら外に出ちゃいかんよ」

僧侶「そのぅ、私たちは避難で城へ入ってしまったわけではなく」

兵士「……避難でなければ何だ。泥棒か? 火事場泥棒め!」

僧侶「それも違いますよ!! 泥棒なんて絶対しません!!」

魔女「いまここに盗賊がいなくて良かったですわねぇ」

戦士「お、おいおい……」


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