過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
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2012/10/30(火) 01:25:21.96 ID:k153GwxG0
女勇者「私たち、結構町から歩いたよねぇ?」
魔女「……歩きましたわよー。ひぃ、ひぃ…」
魔女「だのにっ!! いつまで経っても港に着かないー!! どうかしてますわ!」
戦士「どうかしてるのは俺らかも知れんな」
魔女「どういう意味ですのよぅ」
商人「この濃い霧のせいで方向感覚をほとんど失ってしまったんじゃないかな」
商人「もしかすれば、僕たちは同じところをぐーるぐると周っているのかも」
女勇者「うそ! だって直進しかしてないんだよ、そんな筈は」
僧侶「もしくは、妨害を受けているのかも……」
魔王「人喰いどもにか?」
僧侶「かもしれませんし、または他の何者かに」
魔女「魔法でもなければそんな真似できん。ですわ」
戦士「いや、何も魔法だけが罠になるわけじゃあない」
戦士「人間も魔物は…どうか知らんがね。少し頭を働かせれば何かはできるもんさ」
エルフ「知能が高い生き物は力が無くても、工夫や技術で獲物を取るの」
女勇者「獲物って〜……え、今もしかして私たちその立場?」
魔王「だとしたら気に食わんなッ」
僧侶「まぁ、考えすぎも良くはありませんが、警戒するに越した事はないですね」
商人「そうそう、なんせ僕の命に関わるしね!」
魔王「やっぱこやつ殺そう。先程から邪魔でしかないわ」
商人「冗談でしょう? ちょっと笑えないな!!」
魔王「余は冗談は好かん。邪魔と思ったのは真よ、[
ピーーー
]」
戦士「勇者殿ぉ〜……っ。ここでこいつ殺したら勇者殿は本当の勇者でなれなくなるっス!」
魔王「何故だ阿呆がッ!! 勇者とて小バエ一匹[
ピーーー
]事に躊躇せぬだろう!」
僧侶「相手は人間です! 少しは勇者様も情けとか優しさを学んでください!」
魔王「……むぅ、何なのだ。余ばっかし悪いみたい申し方しおって」ムス
商人「この人頼りにいいんだよな? なっ?」
魔女「うっさい話しかけんなですわ! 今、私滅茶苦茶ムカついてますの! その尻蹴るわよ!」
商人「僕の目に狂いがあったようだな」
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