過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/11/06(火) 04:09:34.22 ID:3b8AmYtp0
魔王「船は一隻しかないと最初から決まっておったのか?」
僧侶「それって……」
魔王「そう、幽霊船よ」
魔王「幽霊船がこの島に訪れるのを待って、来たらそれに乗り込めば良いのだ」
「……」
魔王「幽霊船での用も済み、船を使って目的地へも渡れる。ほれ、一石二鳥」
魔女「……あんたねぇ、本気でそれ言ってますの?」
魔王「あん?」
魔女「さっきまで全然遭遇しなかったのに、そう都合良くここに現れるとでも?」
魔女「それこそ奇跡ですわよ。却下」
女勇者「えー、私は結構いいと思ったんだけど」
魔女「バカは無視の流れで構わないですわね」
女勇者「ちょーっ!? バカバカって、年上にしつれいだと思わないの!?」
魔女「あーら、バカにバカと言って何が悪いのかしら? 天才の私がわざわざ言ってあげてるのだから感謝して欲しいぐら
いですわ〜♪」
女勇者「このアマぁー!! バカつった方がバカだぁー!!」
魔女「やれやら、お前はバカの二乗ですわねー。ほーほほほっ」
女勇者「もう怒った! 許さん!」
女勇者と魔女は取っ組み合いのケンカをしはじめた。
僧侶の攻撃! 会心の一撃だ!
僧侶「いい加減にしなさい! 何度同じ事を言わせれば済むんです!?」
女勇者・魔女「ううぁ〜……」ズキズキ
エルフ「いつもこうなの?」
僧侶「いつもというわけでは…まぁ、仲が良いんでしょうね」
僧侶「とにかく無い物を頼りにする方法は置いといて、勇者様他に案は?」
魔王「知らん! 余にこれ以上頼るなアホ! たまには自分たちでどうにかするのだ」
僧侶「たまにはって……あはは、はぁ」
エルフ「僧侶は大変そうですね」
僧侶「他人事みたいに言わないでくださいよ……」
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