過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/11/15(木) 07:17:29.44 ID:SjY1lVmQ0
にょろっと空中に浮かぶ巨大船から一本の太綱が垂らされた!
商人「あ、ありえない…こんなの初めてだ、空飛ぶ船だなんて…」
戦士「アレが勇者殿たちが乗った幽霊船?」
僧侶「ええ、前は空を飛ぶものだとは思いもしませんでしたが。こんな冗談みたいな」
僧侶「勇者様! 起きてください! 例の幽霊船が…」
魔王「余は既に起きておる……」
魔王「やはり余の申す通りであった。ようやく現れてくれたな幽霊船よ」
エルフ「どういう原理で空を飛んでいるのかな」
魔女「決まっているじゃない…この世界での摩訶不思議現象はほとんど魔法よ…」
魔女「私は決めましたわ。あの船に乗り込むの。きっと何か手掛かりを得られる」
女勇者「それって、世界樹復活についての?」
魔女「魔法も元を辿れば世界樹を通して扱われるもの。ならこの船を浮かせる術を持つ主なら」
女勇者「おお、そういうことなら善は急げさ! みんな行こうよ!」
戦士「待て待てお嬢さん。罠だとは考えられねぇのか」
戦士「いくらなんでも都合良すぎだ。前に君たちが乗っていたとしてもな」
商人「僕も反対意見派だよ。こんなオカルト染みた船に人がいるわけがない!」
魔王「あァ? 最初から船には人間なんぞおらん。居るのは人喰いが一匹だけよ」
商人「だったらなおさらさ! 誰が化物の巣窟へ喜んで足を延ばすものかっ」
僧侶「でしたら、商人さんは島へ残りますか? ここなら魔物へ襲われることも」
女勇者「怖いなら無理しなくていいんですよ〜。これは私たちだけの用事で行くんだから」
商人「バカ言え。僕を一人残して行くのはよせ…こんな所じゃ不安で死にそうだ…」
女勇者「ふふっ、なら決まり! 行こう! 戦士さんも大丈夫だよ、悪い人喰いがいるわけじゃないもん」
戦士「今まで対峙してきた人喰いどもにまともに会話できそうな奴は見なかった。そう簡単には信じられないよ」
戦士「でもぉー! 俺は勇者殿がどーしてもって言うのなら地獄の果てまで着いて行きますよ〜!」
魔王「いや別に」
戦士「返事がNOでも俺は着いて行くっス。合鴨のように」
エルフ「戦士くん、強引です」
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