過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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326: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/11/15(木) 07:18:10.37 ID:SjY1lVmQ0
幽霊船・甲板


エルフ「大きな船。それにこんなに空へ近づいたのは初めて」

女勇者「それはみんな同じだと思うな……」

僧侶「皆さん足元に気をつけて! 所々木が腐っているので注意だけは」

僧侶「ちなみにこれフリじゃないですよ?」

魔女「今の状況で誰が喜んで穴作って足挟もうとするのよぅ」

商人「ぐふっ、酷い臭いだ…僕、ハウスダストアレルギーで埃とか無理なんだよ…」

戦士「はぁ、軟な男ねぇー。別に中の方まで付き添うことはないぜ」

商人「でもみんな進むつもりだろう。一人は勘弁してほしいんだよ」

魔王「貴様はガキかァ? うだうだ文句申して、余をそこまで殺る気にさせたいのか!?」

僧侶「う〜ん……でしたらこうしましょうか。私たちの中で二人がこの場に商人さんと共に残る」

女勇者「えぇーっ、バラバラになっちゃうの?」

僧侶「といっても二グループに分かれるだけです。問題はないでしょう。勇者様?」

魔王「余は構わん。残る組がどうなろうと」

僧侶「不安にさせないでくださいっ!! ……あー、もう。では私が残る組へ入ります」

魔女「悪いけど私は中へ進むわ。この船に興味があるし、調べもしたいの」

戦士「俺は勇者殿と一緒がいいかなぁ」

エルフ「戦士くんは少し勇者離れした方がいいと思う」

戦士「いや、好きだからとかじゃなくて、勇者殿の身を近くで守る奴がいなきゃいかんだろ」

女勇者「勇者さん除けばまともに魔物と太刀打ちできそうなの戦士さんぐらいだもんね」

女勇者「で、その次に私! なら私が僧侶さんたちと一緒に残るよ。船の中も気味悪いし」

エルフ「女の子ばかりで大丈夫?」

商人「おいおい、僕まで含める気かい? これでも頼りになる男の子だぜ、僕は」

魔女「その言葉が本当ならお前のさっきの我儘を取り消せ。ですわよ」

商人「自分の安全確保が第一なのだ!」フン

女勇者「全然頼りにならないじゃない〜……」


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