過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
[saga]
2013/06/15(土) 03:17:24.47 ID:otjzlZJg0
僧侶「まだ復讐を考えていたんですね。ですが、その数では勝ち目はありませんよ…」
魔物「戦いは数だけじゃねぇ。個人の技量や力だって」
戦士「お前たち、あれだけの数で4の部下に負かされたんだぞ?」
魔物「……だから引けってのは無理だ!! 収まりがつかねぇ!!」
・・・・・・ ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「!!」
武闘家「な、何このおっきな音……」
女戦士「屋敷の方から聞こえたが。きみたちの仲間のピンチかもしれないな」
魔女「あのバカがまた変なことやらかしたっての?」
ペロ「というよりは 4の野郎が、じゃねーかなぁ……?」
僧侶「おそらくは、ですね」
魔物「あの野郎 また力を身に付けだしたのか……! 黙ってられん!」
僧侶「待ってください!!」
魔物「止めるなって言ってるだろ!! お前にはもう関係ねぇ!!」
僧侶「関係はありません。ですが、私たちとあなたたちは目的が同じですよ」
僧侶「ここは互いに手を取り合って 協力しませんか?」
魔女「はぁ〜〜〜? 僧侶何アホ言ってますのよ? こいつら魔物ですわよ?」
僧侶「ええ、ですが今は種族の違いは置いておきましょうよ」
僧侶「……私たちは弱くはありません。協力して敵と戦えば楽に討てるかもしれない」
僧侶「これは強制ではありませんから、考えて頂ければ幸いです」
戦士「……お、俺は反対だ。4を倒してすぐ背中からずっぱり切られるかもしれん」
女戦士「同感だな。それに返って私たちの足を引っ張る枷にもなりかねないよ」
僧侶「そんなことは……」
魔物「いや、いい。そもそも俺たちだって人間と仲良しこよしする気はおきねぇ」
魔物「…じゃあな、変人の神官サン」
ペロ「お、おい……」
魔物「お前みたいな柔な奴の集まりじゃないんだよ、俺らはな」
魔物たちは先に外へ出て行ってしまった。
ペロ「うっ…………くそー」
エルフ「気を落とさないで。分かり合えなかったわけではないと思うから」
僧侶「そうでしょうか……」
エルフ「信じて。言いだしっぺのあなたが信じなければどうしようもないでしょう」
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