過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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960: ◆KzQg0Q/KK6[saga]
2013/08/13(火) 00:29:11.52 ID:iFaRXIj40
女戦士「いいか、まずは彼女たちとの合流を急ごう。どのみちお前一人で勝てる相手ではないだろう」

戦士「姉さんがいる……!」

女戦士「私の目的の中に騎士団との交戦の予定は存在しない。お前たちの都合に振り回されるつもりはないぞ」

戦士「……むぅ、わかった」

竜騎士「何ゴチャゴチャトークしてるッ!! こっちルックッ!!」


女戦士は煙玉を竜騎士の足元へ叩きつけた!

竜騎士「Oh! 信じらんねェ前が見えねェ!」


女戦士「行くぞ。彼女はお前がしっかり持っておけ……」

戦士「あ、ああ。そうか……この犬、女勇者ちゃんだったっけね」

女勇者(しどいっ!)

3人は竜騎士から逃れ、通りを戻って僧侶たちと合流を急ぐ!


そんな中、竜騎士の部下たちが雁字搦めに拘束された 黒騎士を団長へ連れてやってきた!

黒騎士は今まで薬を打たれていたのか、茫然と一点を見つめたまま口から涎を垂らしている。


黒騎士「…………」

「団長殿! もう時間がありません!再び暴走を引き起こしかねませんよ!」

団長「いや、それでいい。解放してくれ。一気にケリをつけたいんだ」

団長「お前もそれをお望みだよなぁ、え? 堕ちた勇者くんさぁ?」

4『貴様ァ……う、ぎぎぎ……か、か、からだ……あつい…………』

4『どく……3のやろー……あんなのに……』

団長「どっちみち″賢者の石″を回収するには黒騎士が必要だ。さ、急いで」

「こ、拘束具解除終えました。いつでも指示を…」

団長「ご苦労。君らは先に避難していてくれよ。必要になったら竜騎士から呼ばせる。残りはおじさんに任せて」

「了解……。各員、ただちに街外へ避難急げ!! 殺されるか、廃人に変えられてしまうぞ!!」

「「「「わあああああああぁぁぁぁぁぁ…………」」」」ドドドド…


黒騎士「うぇあぁああぁ〜〜〜……」

団長「起きてくれ、黒騎士クン。時間だよー」

黒騎士「…………」

団長「ちっとばかしキマリすぎてるな……オイ、起きろって」ツンツン

団長「お――――」

黒騎士「おほおおおおおぉおおおおおおおおおおおおおおお」

黒騎士はいきなり雄叫びをあげ、背中の鞘から剣を抜刀した。

魔剣『――――』

黒騎士「いやっほおおおおおおおぉおおおおおおおお」

剣は魔剣だ。魔剣からは以前より 禍々しさは感じられないが、それでも人間相手には十分なほどの狂気をギラギラ放っている!

団長は自分の周りに魔法の結界を展開し、黒騎士の様子を見張る!

団長「相変わらず凄まじいぞぉ 魔剣ちゃん」




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