過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」透華「その4ですわ!」【龍門渕】
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27:>> ◆0CXAHEj7Mc[saga]
2012/09/04(火) 00:41:38.98 ID:OTpLd3ym0
〜てるてるが落ちたぞ!〜

照「……」

京太郎「……」

夕方の公園のベンチで、俺達は、向き合って座っていた。

場所だけはいい雰囲気なのだが、俺達の間にそんなムードは流れていない。

照「……」

京太郎「……」

京太郎「……で、何か言うことはありますか?」

照「私は迷子になどなっていない」

照「仮に迷子だったとしてもそれは未知の探索をしていただけであって――」

京太郎「――すいません、もういいです」

照「……そう、私が道を歩いていた時にキャトルミューティレーションが目の前で起こるか――」

京太郎「だからもういいですってば!!」

照「……むぅ」

照さんは唇を尖らせた。

……別に叱ったつもりはなかったのだけど。

いや、2時間も迷子になっていたのだから叱りたい気分ではあったけれど。

京太郎「はぁ……」

京太郎「……ともかく、照さんが無事見つかってよかったです」

照「見つかったのは京太郎君」

京太郎「……もうそれでいいですよ」

本当にマイペースな人だ。

そういうところもまた可愛らしいのだけど。

……本当、先輩のはずなのに年上の印象を全く受けない。

そこは長所か、短所か。



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