過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」透華「その4ですわ!」【龍門渕】
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979: ◆0CXAHEj7Mc[saga]
2012/09/11(火) 01:12:55.82 ID:7T2PWi8b0
京太郎「……う、うぅ」

京太郎「ここ……は……?」

目を覚ますと、古びた廃工場のような場所。

辺りに草が生えていることから少し前から使われなくなった……とかそういうレベルの古さじゃないことがわかる。

蒲原「起きたか。きょーちゃん」

京太郎「あれ、蒲原――」

京太郎「――っ!?」

立ち上がろうとして動けないことに気がつく。

首を限界までまわして後ろを見ると、そこには高い高い鉄柱。

そこに俺の腕が縛られていた。

京太郎「……これはいったい……っ?」

蒲原「ワハハー。ここは私ときょーちゃんの愛の巣だぞ」

京太郎「なにを――っ!?」

蒲原「――んっ」チュッ

蒲原「……ワ、ワハハ。軽めのキスでもやはり恥ずかしいぞ……」

京太郎「ちょっと、蒲原さん。悪ふざけは――」

蒲原「悪ふざけなんかじゃないぞ」

蒲原「私はきょーちゃんのことが誰よりも好きなんだ」

京太郎「……だけど俺には」

蒲原「佳織がいる」

蒲原「それがどうしたんだー?」

蒲原「愛する二人が恋人を置いて駆け落ちするだなんてよくある話じゃないか、ワハハ」

笑顔が絶えない。

いや、表情が変わらない。

……まるであの下に本来の表情を隠しているようだ。



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