過去ログ - 奉太郎「守りたいもの」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/09/08(土) 09:49:24.45 ID:vtbNk2wl0
奉えるでHAPPY ENDなら支援


39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/11(火) 22:17:22.83 ID:1Yhr/HGb0
続きが気になる。これで終わりじゃないよね?


40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/09/11(火) 23:09:54.58 ID:6J7LlQzC0
まだ、序盤だろ?


41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/09/11(火) 23:29:02.66 ID:PTb3fWFto
一応保守



42: ◆axh.jP1Twpjg[sage]
2012/09/12(水) 00:13:18.88 ID:e6yq5BrI0
支援


43: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2012/09/12(水) 23:18:45.48 ID:N0EcB9ms0
――――――――――――――――

 翌日、俺は疲れた足取りで部室の扉を横にスライドさせた。省エネをするまでもなく、エネルギーの不足を実感している。
 こんな必要に迫られた省エネは俺の望むところではないのだが……。

以下略



44: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2012/09/12(水) 23:20:09.82 ID:N0EcB9ms0
 帰りの時間はすぐにやってくる。伊原も千反田も親が迎えに来てくれるらしい。物騒な昨今、親としては心配なのだろう。そしてそれは俺にとってもありがたいことであった。理由について多くは語らないが。

 二人の他にも親が迎えに来る生徒は多い。バスや電車を使うほどでもない距離の生徒が大半で、俺と里志もそれに該当はする。

 伊原の親に乗っていかないかと打診されたが、どちらも首を横に振った。俺たちはこれから少々用事があるのだ。
以下略



45: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2012/09/12(水) 23:21:17.89 ID:N0EcB9ms0
 さすが長年の友人である。感動すら覚えた俺は短くうなずいた。

 携帯電話をポケットから取り出す。

「俺はこの携帯電話が事件と関係しているんじゃないかと思っている」
以下略



46: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2012/09/12(水) 23:22:10.32 ID:N0EcB9ms0
 犯罪をしてまで手に入れたいものは、それだけの価値があるからに違いない。そして連絡してこないのは、万一拾った相手がその価値に気付いてしまっていては困るから。
 たとえばそれが一見してわからない、暗号でカモフラージュされた宝のありかだったなら、一も二もなく連絡してくるだろう。犯人にとってリスクがないのだから。

 逆説的に、連絡がないということは、向こうは自らの顔や、それこそ声すら知られたくないに違いない。そしてその事実は、このケータイに隠されているものが、何らかのうしろめたさを伴うものだと示唆している。

以下略



47: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2012/09/12(水) 23:32:16.84 ID:N0EcB9ms0
 数千に届きそうなメールを読むのは実に骨が折れた。いまだに目の奥に重いものが残っている感覚すらある。
 何も収穫がないのは残念だったが、無駄足もまた重要な収穫と考えることにしよう。

 携帯電話など持たない俺にとって、携帯電話の操作は案外難しいものだった。これでは千反田を決して笑えない。
 とはいえ、日常的にパソコンを触っていたお蔭で、最終的にはなんとかなったのだが。
以下略



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