過去ログ - オッレルス「安価でフィアンマと」上条「恋人になりたい」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/09/24(月) 07:41:30.14 ID:kSVZpUCAO
一方。
上条当麻は、振り回されていた。
懐いたからか、フィアンマとして開花する性質である傲慢さや傲岸不遜がミケーラの内より湧き出でているからである。
上条は学園都市に戻って来てすぐ、インデックスと協力して兎のぬいぐるみを縫い上げ、ミケーラにプレゼントした。
ミケーラは無邪気に喜び、術式を行使する事で大天使を呼び込んだ。
そしてその高圧的な口調を受け継ぎ。
且つ、上条がベッドの下、奥底に隠していた18禁本や学校で使っていた保健の教科書を読み込んだ結果、今。
彼は上条に迫っているのだった。
ミケーラ「こどもつくろう、とうまおにいちゃん」
所詮は6歳の子供が言う事。
可愛い愛らしい、でも無理がある、と流せば良いのだが、上条は日常生活においての押しに弱い。ましてや、初恋の人の面影どころかある意味においての本人に迫られてしまっては、拒否し難い。これがいつも連んでいる悪友であれば突き飛ばしたり、乱闘に持ち込んでしまっても構わないのだが、何分相手は子供である。
病弱でか弱い。
殴るどころか、しっぺ一つさえ躊躇わざるを得なかった。
ミケーラ「おれさまがきらいなわけではなかろう。よいではないか」
上条「時代劇見たな、その最後の言葉は。ダメに決まってんだろ!」
ミケーラ「おれさまがきらいなのか」
丸い瞳に、じわじわと涙が溜まっていき、上条の良心が痛んだ。
上条「う…
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