20: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:46:42.64 ID:mVZBQuHy0
第二話
どうにも寝心地が悪く、目が覚めた。
時計に目をやると、時刻は5時。
奉太郎「なんだ、まだ5時か……」
今日は8時30分に、学校の前で集合の予定となっている。
それもそう、遊園地に古典部で遊びに行く、という里志の粋な計らいによって、だ。
奉太郎(二度寝したら、寝過ごしそうだな)
そう思い、ベッドからのそのそと這い出る。
奉太郎(少し早い気もするが、仕度するか)
洗面所に行き、寝癖を流し、歯を磨き、顔を洗う。
朝飯にパンを一枚食べ、コーヒーを飲む。
大分時間を使ったと思ったが、時刻はまだ5時30分であった。
奉太郎(後3時間もあるな……どうしたものか)
着替えを済ませると、外に出た。
柄にも無く、少し散歩でもしようと思い至ったからである。
奉太郎(さすがに、まだ朝は寒い)
まだ薄っすらと暗い空の下、目的地も無く歩いた。
20分ほどだろうか、神社が視界に入ってくる。
奉太郎(特に頼む事など無いが、寄ってみるか)
長い階段を半ば程まで上ったところで、若干後悔したが。
一番上まで到達し、息が少し上がる。
ふと、人が居るのに気付いた。
奉太郎(あれは……)
すると、そいつがこちらに振り向く。
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