過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで竜吟虎嘯……だと……?」照「みっつめっ」【白糸台】
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439:まあ、ここでは立場的にヒールですしね[saga]
2012/09/13(木) 03:42:05.57 ID:wB7JJY3Go
砂鰐「・・・こんなもんか。ルーキー」


全滅、する。
気配だけで実力差が分からない愚か者はこの中にはいない。
間違い無い。この男。現役トッププロクラスの実力者―――!!!


砂鰐「・・・俺が遊んでやるつもりはなかったんだがな。ここで、全員死んでみるか?」


もはや万策尽きている。
正真正銘、チェックメイトだ。
立ち向かい、闘志を燃やすのももはや二人しか居ない。


京太郎「負け、られなっ・・・!」

シン「アンタは俺達が討つんだ・・・!今日、ここで!」

砂鰐「成程、確かに片方は『当たり』だな。死なせちゃいかんわけだ」

砂鰐「だが、お前らをこのまま無傷で返せば奴の二の舞だ」



砂鰐「そして、俺の手心には何の関係もない。それぞれ心臓と腕一本は貰って行くぞ」



絶体絶命。それがこの状況に最も相応しい。
だが。誰かが希望を繋ぐ限り。それを受け継ぐものが居る限り。
奇跡へと繋がる軌跡は、途切れることはない。
諦めずに彼らが戦った時間は、稼いだ時間は、次に繋がる希望を呼んだ!




?「そーこまでだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」ガッシャーン!!



砂鰐「何ィ!?」


ガラスを割って、両者の間に割って入って、割とカッコイイ感じに彼は颯爽と現れた。
その背中は決戦に挑む京太郎や悪に挑む南光太郎、その背中と似ているようで決定的に違う。
だが、少なくともこの部屋に居る鰐を除いた全ての者が、その背中を見て『任せても大丈夫』だと、不思議な安心感を得ていた。



?「ほらこっち。あの人が時間稼いどる間に病人連れてきてやー」

シン「え?誰だアンタ」

京太郎「憩さん!」

憩「はーい。いつもニコニコ貴方の健康をお守りする荒川憩ですえー」



希望は、繋がる。


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