過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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349:Broadbridge/七代目 見稽古貴方 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/09/11(火) 01:46:35.39 ID:G+iUtqkV0

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見稽古「――これはまた、壮大な光景だねぇ」



冬木の最高級ホテル、冬木ハイアットホテル。
その最上階、三十二階のスウィートルームで青年はワイングラスを片手に、
眼下で繰り広げられる黒禍と数多の英雄達による血戦を、ゆっくりと愉しむように眺めていた。



日本武尊「すげぇな、これ。やっぱ、来て正解だったかも」



ワイングラスとは反対の手でそっと青年に身体を引き寄せられている
黒曜石の瞳を持つ黒髪の美少女、否少年ことセイバー、
日本武尊は彼の言葉に同意するように、感嘆の声を上げた。


彼もこの迎撃に呼び出されたマスターの一人だ。
けれど彼らとしてはあんな悪鬼の残骸の群れと戦う気など、毛頭無かったのだ。
あくまで退屈しなさそうだから、面白そうだから、何か得られそうだから来てみただけ。
彼らがわざわざ、自分たち以外の誰かのために動くことなど、そんなことは気まぐれでしかありえない。


セイバーの持つ『草薙の剣』による気配遮断。
どうにもそれはよく効いているようで、ハイアットホテルの周辺にはまばらにしか残骸達は集まってこない。
それにホテル内に侵入した残骸達もたちまち、青年が仕掛けておいた
曲弦糸のトラップの餌食となり、ズタボロにその身体を解体され尽くしていた。



――――結局、未だ三階すらも悪鬼達はこのホテル内に侵入できていなかった。


 


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