141:▲[sage saga]
2012/09/24(月) 21:15:47.64 ID:J64FRznl0
―――結局、扉は破壊できなかった。
あの後、ほむらもゴルフバットを使い3人で、扉の破壊を試みるが全く歯が立たない。
10分近く叩き続けたにも関わらず、扉に傷が殆ど付いていない。
おまけに、ほむらのゴルフバットが叩きすぎて、駄目になってしまった
ほむら「ぜぇぜぇ……ゴホゲホ!」
まどか「ほむらちゃん大丈夫!?」
まどかは酷く咳き込むほむらの、背中をさする。
先ほどの作業で体を酷使しすぎたのだ。
ほむら「すみません……今の私、魔法が使えないから、生身の頃と体質が一緒なんです……」
ほむら「ゲホゲホッ!!」
まどか「ほむらちゃん、私の肩に掴まって」ヨイショ
ほむら「ごめんなさい鹿目さん……ゲホゲホ!」
さやか「ちくしょーーー!!何なんだよこの扉!!」
杏子「おかしいだろ……頑丈ってレベルじゃねえぞこれ」
ほむら「ゲホ!……まるでこの扉自体が、鉄製の厚い壁みたいですね……」
まどか「みんな、このままじゃ埒が明かないよ。違う方法探そう?」
さやか「そ、そうだね。さやかちゃん疲れちゃったよ……手がビリビリするし」
杏子「……んで、どうする?窓から脱出するか?」
まどか「それが2人には話してなかったけど、窓もなぜかガッチリ固定されちゃって開かないの……」
杏子「……この病院は呪われてるのか?」
ほむら「……あ、そうだ」
さやか「どうした?」
ほむら「一つだけ……脱出ルートが残ってました」
杏子「どこだ!?」
ほむら「病院の屋上です!たしか、外の非常階段がありました……」
杏子「そうか!もう、それしかねえな」
さやか「トホホホ……結局、刀が傷付いただけで、あたしの努力は無駄だった」ガクッ
さやかはガックリと肩を落として、ビリビリと痺れる両手を見つめる
そんなさやかを見て、杏子は笑い、まどかとほむらはその苦労を労う
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