259:▲[saga]
2012/10/19(金) 23:47:35.16 ID:TtXyCVB30
【杏子の部屋】
二人は二つ置いてあるベットの上で、向かい合うように話し合っている
さやか「しっかし……何だろ、ツッコミ所が多すぎて理解に苦しむよさやかちゃんは」
杏子「……なぜか私達、義理の姉妹って関係にされてるしな」
さやか「そもそもあたしら同級生だろ?」
さやか「……んで、それはさておき、どうするの。これから」
杏子「やることは変わんない。マミを生き返らせる方法を見つける」
杏子「……って、言いたいけどよ。お前も家族生き還ってる事を考えてると……」
さやか「……うん、この際やっぱ難しい事なんてどうでも良くなっちゃうね」
杏子「ああ、とにかく会えればいいんだ」
さやか「そうだね。んじゃ、明日はどこいこっか」
杏子「そうだな―――」
――翌日
杏子「出かけてくるね、母さん」
佐倉(母)「いってらっしゃい。気をつけてね」
手を振る母親の事を確認すると、杏子たちは背を向ける
杏子「気をつけてねって……まあそりゃ、外は危ないけどさ」ボソ
さやか「そういえばさ、外あんな危険で、良く外出の許可がでたね」ボソ
杏子「それも気になるけど、あたしが気がかりなのはどうやって生活してるんだよって話だ」
杏子「……突然この教会に現れたかと思ったら、サイレントヒルにも昔から住んでるみたいな事いってるしよ」
杏子「……お前ともな」
さやか「……」
状況判断の理解に苦しむ二人は、ドアに手をかける
ガチャ
今日も霧なのだろう
そう思っていたが、二人の想像を裏切った
杏子「え……?」
さやか「こ、これって……」
霧などなく晴天で、街中には人が普通に歩いていたり、車が走っていた。
あまり数はいないが、それでも町として機能を保っている
杏子「……どういうことだおい」
さやか「化け物がいない……?」
モモ「あ、お姉ちゃんたち!」
杏子「……っ!?お、おう。モモかどうした」
モモ「これからどこ行くの?」
杏子「決まって無いよ。ただの散歩」
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