過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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564:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:40:12.25 ID:mkJ4uCfeo

 わたしは戻ってこれたのだろうか? だとすれば『いつ』に?
 でも、答えはどこからもない。わたしはポケットからスマホを取り出す。濡れたはずだけど、平気そうだ。
 
 わたしは発信履歴から魔法使いの番号を呼び出す。
以下略



565:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:40:49.31 ID:mkJ4uCfeo

 なにひとつ思い通りにいかない、とわたしは思った。
 でも、今まで何かがわたしの思い通りに進んだことなんて一度もなかったわけだし、それが重なったからといっていまさら文句を言うこともない。
 
 とはいえ、それに文句をつけるために、今わたしは行動しているわけなんだけど。
以下略



566:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:41:15.42 ID:mkJ4uCfeo

「はい、もしもし」

 即座に反応。
 
以下略



567:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:41:42.30 ID:mkJ4uCfeo

「……えっと。大丈夫、だと思う。ちょっとズレただけだから」

「……ズレ?」

以下略



568:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:42:10.84 ID:mkJ4uCfeo

「ねえ、正直に言っていい?」

「なに?」

以下略



569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:42:41.05 ID:mkJ4uCfeo

「なんだってそんなに思いつめてるのさ」

「だってわたし、ここに来てからまだ何もしてないんだよ。何もできてない」

以下略



570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:43:36.13 ID:mkJ4uCfeo

「そう。それ。何それ。期限ってなに?」

「言ってなかったっけ?」

以下略



571:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:44:01.95 ID:mkJ4uCfeo

 一ヵ月となると、もう期限の四分の一くらいは使ってしまっていることになるのだろうか?
 ……本当に、洒落にならない。

「ごめん。ま、でも、不安になるのは分かるよ。説明不足だったしね」
以下略



572:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:44:31.77 ID:mkJ4uCfeo

「それは、えっと、事前にわたしのときより丁寧に説明した、とか?」

「まあ、覚悟の問題かもね」

以下略



573:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/21(水) 10:45:09.91 ID:mkJ4uCfeo

 たぶん。魔法使いが言った「成仏」なんてふざけた言葉の意味がそうであるなら。

 何よりもわたしを動揺させたのは、わたし自身がその事実に傷ついているということだ。

以下略



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