過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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859:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/09(水) 21:26:14.34 ID:BN8CiUoio
ほう


860:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/11(金) 01:42:11.69 ID:ih/MtYG9o
ほむ


861:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:53:18.02 ID:b6vBdGKEo




"E"において起こったこと。僕はこれを把握しきれていない。
以下略



862:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:53:44.06 ID:b6vBdGKEo



 僕が今いる世界は"D"。つまり、彼女が死んだの世界。
"D"の彼女は"E"に向かい、生贄となった僕の代わりに"巻き込まれた"人間になった。
以下略



863:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:54:10.51 ID:b6vBdGKEo



 ところで、分岐はこれで終わるのだろうか? もちろん終わらない。
 まず、"巻き込まれた方の叔父"、言い換えれば"本来の叔父"。
以下略



864:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:54:36.67 ID:b6vBdGKEo



 まだいくつか新しい分岐がある。今度の魔法は、巻き込んだ数が多すぎたのだ。

以下略



865:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:55:04.96 ID:b6vBdGKEo


 次は"魔女"。本来なら生贄になるはずだった彼女。
 少女の未来の姿。"A"において死に、"C"において巻き込まれ、"D"に帰り、"E"を生み出した少女。
 
以下略



866:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:55:33.18 ID:b6vBdGKEo

 あの少女に財布を渡さなければ、"D"から生き延びた自分が"E"を作ることができず、矛盾が発生すると思った。
 そうした矛盾を彼女なりに解消しようとした結果だったのかもしれない。

 だとするなら、彼はなぜもうひとりの叔父を励ましたのか。
以下略



867:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:56:08.12 ID:b6vBdGKEo



 最後に、僕が今いる世界、"D"は、つまり彼女が死んだ世界で、同時に叔父も死ぬ世界だ。
 原因はぼやけている。何が起こったのかは分からない。そして僕には何が起こったのかも分からない。
以下略



868:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:56:34.21 ID:b6vBdGKEo

 そのはずなのに、僕はいまだに一連の出来事が夢だったのではないかと考えている。考えたがっている。
 
 もしくは、疑っているのかもしれない。
 たとえば僕は、彼女の死を知ったあと、世界が複数にわたって分岐しているという妄想を抱き、
以下略



869:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:57:02.22 ID:b6vBdGKEo



 一連の出来事についての手記はこれで終わる。
 書き損ねていることは特にないと思う。本来的に理解は不要だ。
以下略



870:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:57:54.76 ID:b6vBdGKEo


 
 ここですべて終わらせてしまおうと思ったが、推測をひとつ加える。
 まず、財布に関してのことだ。
以下略



871:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:58:20.54 ID:b6vBdGKEo




 これは携帯電話についての話ということになる。
以下略



872:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:58:49.29 ID:b6vBdGKEo

 彼女の死をどうすれば回避できたのか。彼女の為に何ができたのか。
 要するにその示唆こそが彼女の携帯電話にはあった。

 彼女は誰かと繋がるべきだった。誰でもいいから誰かと繋がるべきだった。 
以下略



873:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 13:59:56.06 ID:b6vBdGKEo



 それぞれの世界のその後を僕は知らない。
 僕はただ、今になって、彼らや彼女たちのことを考えて祈り始めている。
以下略



874:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 14:00:31.17 ID:b6vBdGKEo



 この手記を書き終えたいま、僕はものすごい徒労感に苛まれている。想定通りだ。
 思ったよりも話は入り組んでいた。何もかもよくわからなかった。
以下略



875:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 14:00:57.83 ID:b6vBdGKEo

 でも、ひょっとしたら、世界はまだ、どこかで繰り返されているのかもしれない。
 たとえば、本来生贄になったはずの、あの魔女。彼女は自分の世界に納得するだろうか?
 分からない。そのとき、魔法使いはどうするだろう?

以下略



876:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/14(月) 14:01:32.53 ID:b6vBdGKEo
おしまい


877:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/14(月) 14:16:32.61 ID:OuigSDE6o


読みごたえはあったけど、色々よく分からない点が多いな

整理してもしきれないわ
以下略



878:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/14(月) 16:43:48.96 ID:GEZukFGwo

姪と叔父が幸せなら良いんだが


879:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/14(月) 21:57:56.87 ID:kG9R9714o
おお乙
自分でメモ帳でまとめてみたら流れが分かって凝ってるなぁと思った

ケイくん…


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