過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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2012/12/01(土) 05:15:11.12 ID:1M2++lwbo
「秘密。ねえ、それより、気にならないの?」
「なにが?」
以下略
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2012/12/01(土) 05:15:55.22 ID:1M2++lwbo
「なに?」
「君は僕をパラレルワールドに連れてきたわけだけど、どうしてこんなことができるんだ?」
以下略
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2012/12/01(土) 05:16:33.09 ID:1M2++lwbo
「……わたしがあなたをここに連れてきた理由だけどね」
わたしは少しだけ嘘をついた。
以下略
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2012/12/01(土) 05:16:59.60 ID:1M2++lwbo
そしてわたしは、一応、大雑把にやろうとしていることを伝えてみる。
その結果彼がどう思うのか、わたしには分からない。
「怠惰なあなたを、この世界のあなたに見せるの。自分のことしか考えずに、ただぼんやりと過ごしたあなたをね」
以下略
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2012/12/01(土) 05:17:52.83 ID:1M2++lwbo
彼は暗い顔をして俯く。わたしは少しだけ申し訳ない気持ちにもなった。
でもよくわからない。わたしは彼をどうしたいんだろう。
「現にこの世界のあなたは、彼女の死を既に回避しているしね。本当に些細なことだったけど、あなたがしなかったこと」
以下略
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2012/12/01(土) 05:18:47.66 ID:1M2++lwbo
また起こった沈黙にうんざりする。しばらくして、ふたたび彼は口を開いた。
「……また、彼女の未来が失われようとしている?」
以下略
657
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2012/12/01(土) 05:19:16.76 ID:1M2++lwbo
◇
すぐに行動するには遅い時間になっていたし、すべては翌日に持ち越すことにした。
以下略
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2012/12/01(土) 05:19:42.87 ID:1M2++lwbo
つづく
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(東京都)
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2012/12/01(土) 08:00:25.94 ID:NPzGczBIo
明け方から乙
660
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2012/12/03(月) 13:56:34.47 ID:v7ebsIP3o
◇
夜中の三時過ぎに目を覚ました。
無人駅の駅舎はじんわりと暑い。外に抜け出す。夜の闇が広がっていた。
以下略
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