過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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2012/12/01(土) 05:16:59.60 ID:1M2++lwbo
そしてわたしは、一応、大雑把にやろうとしていることを伝えてみる。
その結果彼がどう思うのか、わたしには分からない。
「怠惰なあなたを、この世界のあなたに見せるの。自分のことしか考えずに、ただぼんやりと過ごしたあなたをね」
以下略
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2012/12/01(土) 05:17:52.83 ID:1M2++lwbo
彼は暗い顔をして俯く。わたしは少しだけ申し訳ない気持ちにもなった。
でもよくわからない。わたしは彼をどうしたいんだろう。
「現にこの世界のあなたは、彼女の死を既に回避しているしね。本当に些細なことだったけど、あなたがしなかったこと」
以下略
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2012/12/01(土) 05:18:47.66 ID:1M2++lwbo
また起こった沈黙にうんざりする。しばらくして、ふたたび彼は口を開いた。
「……また、彼女の未来が失われようとしている?」
以下略
657
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2012/12/01(土) 05:19:16.76 ID:1M2++lwbo
◇
すぐに行動するには遅い時間になっていたし、すべては翌日に持ち越すことにした。
以下略
658
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2012/12/01(土) 05:19:42.87 ID:1M2++lwbo
つづく
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(東京都)
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2012/12/01(土) 08:00:25.94 ID:NPzGczBIo
明け方から乙
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2012/12/03(月) 13:56:34.47 ID:v7ebsIP3o
◇
夜中の三時過ぎに目を覚ました。
無人駅の駅舎はじんわりと暑い。外に抜け出す。夜の闇が広がっていた。
以下略
661
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2012/12/03(月) 13:57:10.09 ID:v7ebsIP3o
わたしは空を見上げている。ずっと見上げている。夜空は変わりなく夜空だった。
暗闇はどうしようと暗闇だった。幾度見ても暗闇のままだった。どうしようもなかった。そこに置き去りにされているだけだった。
何がわたしを不安にさせていたんだろう?
以下略
662
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2012/12/03(月) 13:57:53.44 ID:v7ebsIP3o
「不安だから、死ぬのか」
とケイくんは言った。それはあたりだ、とわたしは思った。
以下略
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2012/12/03(月) 13:58:24.47 ID:v7ebsIP3o
……いや、違う。順序が逆だ。わたしが死んだから、お兄ちゃんは死んだのだ。
……そうだったっけ? でも、どうしてわたしが死んだからって、お兄ちゃんまで死んでしまうんだろう。
順番が、狂っている。
以下略
664
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2012/12/03(月) 13:58:54.67 ID:v7ebsIP3o
「なあ」
とケイくんが不意に声をあげた。
以下略
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