過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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2012/12/18(火) 19:12:21.94 ID:h1CoNVIXo
水の気配。……どこに向かえばいいんだろう。いまはいつなんだろう?
わたしのポケットには例のスマートフォンが入っている。わたしはそれを取り出した。でも無駄だった。
日付も時刻も分かったけれど、その日付や時刻がどのような意味を持つのか分からない。
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2012/12/18(火) 19:12:54.30 ID:h1CoNVIXo
そうなんだよ、とわたしは思った。ここが行き止まりなんだよ。
わたしの限界はここなんだ。でもそれはずっと前からそこにあったんだ。
水の中、溺れながら助けを求めたときからずっと、それは影のようにわたしに張り付いていた。
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2012/12/18(火) 19:13:21.60 ID:h1CoNVIXo
魔法使いの姿は見つからない。控室の出口も見つからなかった。
わたしはこの状況について考える。閉じ込められているのだろうか? なぜ?
何のために? どうして? 心当たりがまったくない。
わたしが邪魔だから? 必要じゃなくなったから?
以下略
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2012/12/18(火) 19:13:49.45 ID:h1CoNVIXo
とりあえず、歩いてみる。でも何かを期待したわけじゃない。誰かと会うことを期待したわけじゃない。
会いたかったけれど。
でもわたしが探しているのは「出口」だ。
以下略
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2012/12/18(火) 19:14:47.04 ID:h1CoNVIXo
水の中。
波紋が浮き立つようにわたしの身体を絡め取る。
気付けばわたしは水の中にいる。でも、ちっとも苦しくない。
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2012/12/18(火) 19:15:52.18 ID:h1CoNVIXo
◇
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2012/12/18(火) 19:16:37.94 ID:h1CoNVIXo
「どうした?」
と彼は訊ねる。わたしは仕方なく答えた。
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2012/12/18(火) 19:17:14.44 ID:h1CoNVIXo
◇
もういいじゃないか、とわたしは思う。別にもうどうだっていいじゃないか。
何をやったところで意味なんてないんだ。
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2012/12/18(火) 19:17:41.20 ID:h1CoNVIXo
「――?」
でも違う。
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2012/12/18(火) 19:18:10.31 ID:h1CoNVIXo
「……なに、これは」
とわたしは訊ねた。ケイくんは困惑している。
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