過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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2012/12/18(火) 19:16:37.94 ID:h1CoNVIXo
「どうした?」
と彼は訊ねる。わたしは仕方なく答えた。
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2012/12/18(火) 19:17:14.44 ID:h1CoNVIXo
◇
もういいじゃないか、とわたしは思う。別にもうどうだっていいじゃないか。
何をやったところで意味なんてないんだ。
以下略
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2012/12/18(火) 19:17:41.20 ID:h1CoNVIXo
「――?」
でも違う。
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2012/12/18(火) 19:18:10.31 ID:h1CoNVIXo
「……なに、これは」
とわたしは訊ねた。ケイくんは困惑している。
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2012/12/18(火) 19:18:46.12 ID:h1CoNVIXo
◇
「それで?」
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2012/12/18(火) 19:19:19.03 ID:h1CoNVIXo
要するにどこかの段階で――事態は破綻したのだ。
目の前に座るお兄ちゃんの隣には、ポテトを齧りながら窓の外を眺める姪bの姿がある。
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2012/12/18(火) 19:19:52.76 ID:h1CoNVIXo
姪bは静かにお兄ちゃんに視線をうつしながら、自分の分のシェイクのストローに口をつけた。
けれど中身は既に空だったらしく、彼女は少し残念そうにカップを置きなおした。
お兄ちゃんは自分の分のシェイクを彼女に差し出しながらもう一度促した。
以下略
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2012/12/18(火) 19:20:38.68 ID:h1CoNVIXo
「わたしはケイくんと話をした。何が起こっているのか。でも、彼の話とわたしの話は食い違っていて……」
そう、ひどく食い違っていた。わたしは自分の頭がおかしくなったのかと思った。
だってそれは本当に記憶にないことばかりで。でも状況は、記憶よりもケイくんが正しいと言っていたのだから。
以下略
740
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2012/12/18(火) 19:21:06.82 ID:h1CoNVIXo
「だから怒りもする。――そのあとは?」
「ケイくんはショックで黙り込んじゃって、その子とわたしと彼は、物置でずっと何も言わずに黙ってた。
そこに世界bの――」
以下略
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2012/12/18(火) 19:21:34.54 ID:h1CoNVIXo
「……ところで、君が控室で目を覚まして、あの子――姪aと会って、ケイくんと話をして、認識の食い違いを自覚した日」
お兄ちゃんは確認するような口調だった。
以下略
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