過去ログ - 異形使い「あなたを追ってここまで来た!」
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189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/30(火) 17:13:30.53 ID:s6F6/qjgo

 ふと思い出すことがあった。
 密入出。そして、妹。もう死んでいるのかもしれない、というバジルの言葉。

 と、月明かりに照らされた道の上に、立ちつくす若者の背中を見つけた。
「ドナート!」
 彼はわずかながら驚いたように見えた。半身振り向いてこちらを見た。
「なぜ公舎を出た。早く戻れ。神官兵に見つかるのはまずい」

 言いながら、ティナは不穏なものを感じ取っていた。
 ドナートはわずかな間をはさんで口を開いた。
「止めないでほしい。立ち去ってくれ」
「……?」
 訳が分からない。ティナは怪訝な心持ちで彼を見返した。



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