過去ログ - 槍兵「竜騎士になりたいんです」 役所「無理です」
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(不明なsoftbank)
[saga]
2012/09/17(月) 23:17:55.21 ID:6CL/DRn00
―――酒場
竜騎士「今となっては、懐かしむことが出来る記憶か」
槍兵「ですね」
技師「ていうか、これだけ活躍してると、他から目をつけられたりしないんすか?」
技師「城の中も一枚岩じゃないんでしょ? 上の連中も下の奴らも、あんまり面白くないって思ってるやからも、少なからず出て来るんじゃないっすか?」
竜騎士「まぁ、技師の言ってることもあながち間違ってはいないが、ありがたいことに、今のところ俺に実害は来てないよ」
竜騎士「それに、最近司令の部隊が目覚ましい活躍をみせている。 だから、俺ばかりが日の目にあたっているわけじゃない」
技師「司令殿か・・・・・・」
竜騎士「あの方は他者をどうこう言う前に、己の力を磨くような人だ。 他の者がどうかは知らないが、あの人に限っては、妬み嫉みを考える前に自分を鼓舞し、理想を実現する。 もちろん、私も応援しているしな」
槍兵「司令とはまるで知己の仲の様に話されていますしね」
薬師「司令さんの部隊といえば、最近ではまるで、疲れを知らない様に僻地の魔物を討伐し、民の暮らしを安寧に保っていると噂になっていますね」
竜騎士「ああ。 私は一人しかいないが、あの方の部隊は、国中を広い視野と行動力で守っている。 あの方こそ、真に王国の守護者と言えるだろう」
竜騎士「(それでも、軍縮の煽りを受けてしまう。 もしかしたら、私があまり動かない方が、むしろ国のためになったのではないか・・・・・・)」
槍兵「・・・・・・先輩?」
竜騎士「あ、いや、なんでもない。 大丈夫だ。 少し、城で飲みすぎたかな」
薬師「竜騎士さんにしては、珍しいですね」
竜騎士「そうだな。 たまには、な」
技師「ま、どの道その二人がいる俺達の故郷は、何があっても安心だな」
槍兵「ああ。 それこそ、再び魔王が復活しない限り、そう易易と落とされはしないだろうさ」
竜騎士「おいおい、縁起でもないことを言わないでくれよ」
槍兵「大丈夫ですよ。 その時には、僕ももっともっと強くなっていますから」
技師「そこに、俺のサポートが入れば完璧っすよ」
竜騎士「まったく、こいつらは頼もしいのかそうでないのか・・・・・・」
薬師「ふふ。 でも、こんな調子でも最後は結局二人で何でもこなしてしまうんですよね」
竜騎士「そうか・・・・・・。 なら、いつか俺が困った時、ちゃんと助けにきてくれよ」
槍兵「任してください!!」
技師「了解っす!!」
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