過去ログ - 槍兵「竜騎士になりたいんです」 役所「無理です」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/09/16(日) 02:01:12.34 ID:I3+cbe760


―――城内 司令私室



竜騎士「資源調査……でありますか?」

司令「うむ。 君も知っての通り、我が国の経済基盤は鉄鋼業だ。 近年の採掘量の減少を鑑み、調査団を結成し、現地へ赴いてもらいたい」

竜騎士「その様な重要な任務、私に務まりましょうか? こと、戦においては何人にもひけはとらないと自負していますが……」

司令「そう思うのも無理はない。 私としても、無理を言っている自覚はある」

竜騎士「はい……」

司令「しかし、魔王が死に、平和へと向けた軍縮が進んでいる今、調査隊にもあまり兵を割けんのだ」

司令「もちろん、専門家の補佐も付ける。 君には、万が一調査隊に危険が及んだ時に、力を貸してほしいのだ。 調査団の向かう島は、若干数の魔物が確認されている。 それらの脅威から調査団を守るのが、君の主な任務だ。 何かあったときには、君が皆を守ってやってくれ」

竜騎士「そういう事ならば、よろこんで引き受けましょう。 国の繁栄のため、民の幸せのために、私の力が役に立つというのであれば」

司令「期待している。 この国一番の……いや、世界一の竜騎士よ」

竜騎士「はっ」

司令「それに、だ」

竜騎士「はい?」

司令「日がな竜を駆り飛び回るよりは、一箇所に落ち着ける任務の方が、多少なり気も休まるだろう」

竜騎士「ご配慮頂き、恐悦至極」


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